もみじろぐ

とある男の、心のほんの一部

大病

自分は、おそらく大病を患っている。

おそらく、心の大病。

 

いつから、何がきっかけで、そうなってしまったのか思い出せない。

 

日常的に日々摩耗していく心が、ふとしたとき、殻を閉じてしまう病。

そうなると日常にあった仕事も、勉強も、趣味も、すべてを投げ出して布団に潜って息を潜めてしまう。

頭では常にそれが現実逃避であること、常にそれが間違っていること、常にそれが許されているということは、その分誰かが自分を助けて動いてくれていること、を理解している。

でも心が、身体が、動かない。

そうして時間が過ぎる。

 

表面だけなんとか取り繕って、でも中身は何も空っぽで、虚無のような時間を過ごす。

 

そして数日経つと、意識がはっきりしてきて、現実に戻る。

 

そして自分のしでかした、影響の大きさを実感して、戦慄する。脳が、頭が揺れる。吐き気が襲ってくる。

 

 

 

いま、まさにその状態である。

 

問題は、これが繰り返されていることだ。

便宜上、自分の中でこれを「泥化」(でいか)と名付けているが、この泥化は学生時代からずっとだ。

 

本当に困っている。

直近でいうと仕事に影響出すぎて困っている。

 

もうさすがにクビになってしまうかもしれない。

 

正直自分は、社会人としては、一人前分の働きができていない。

今の職場はずいぶんそれを理解しようと、譲歩してくれている気がする。それでも改善されない一方なのだから、いい加減、自分でも目が回るような気分だ。

 

上司の立場からこれを見れば、さぞ混乱するに違いない。

 

 

 

はぁ。

 

たぶん、一刻も早く、手を打った方がいいのだと思う。

 

公式な病名を付与してもらうか、自分のこれに共感してもらうか、何かしないと、根っこのところは何も解決していない。

 

腐った根の部分がずっと残っている感じだ。

 

 

ただそういう動くことをするには、エネルギーがいる。

 

僕は今、エネルギーがない。

問題があるのはエンジンだが、それを修理に出しに行くためのガソリン自体も切らしてしまっている。

 

自分のガソリンの給油の仕方を、自分はわかっているつもりだった。

意識がはっきりしてきた昨日から、その給油を試みたのだが、どうにも変な感じがする。

 

ガソリンを溜めるタンクに、穴が空いていて、注いでもそれがそのまま流れ出ている感じだ。

もう満身創痍じゃないか。

 

 

わかった。

 

じゃあ順序としては、タンクの修理→給油→エンジンの修理だ。

 

 

1つずつ、やってみる。