もみじろぐ

とある男の、心のほんの一部

心が狭い生き物

人はみんな心が狭いと思う。

自称心が広い人も、狭い人に「うわーなんでそんな心狭いのーありえないー」と嫌悪を抱くぐらいには心が狭い。

みんなみんな心が狭い。



僕も心が狭い。

おまけにプライドも高い。意地っ張りでもある。



自分の意見を否定されるとムッとする。

偉そうに話してる人を見ると、実際に偉い人でもいらっとする。

自分よりもレベルの低い人を見るだけで、「そんなこともわからないのか」とピリピリする。


馬鹿な人が馬鹿をしてるのを見るだけで悪態をつきたくなる。


アドバイスした内容を突っぱねられるだけで、頭にモヤがかかったみたいになる。

自分の思い描いた通りに動かない人に、腹をたててしまう。





そんなことに、動揺しても無駄なのは理解している。自分が世界の中心になったつもりでもいるのか、と言われるだろう。

でも、これは僕の物語なのだ。僕が主人公なのだ。
僕の物語では、ずっと僕が中心にいるように話が進んでしまうんだ。

しょうがないじゃないか。

わがままでも、心が狭くても、周りを許せなくても




そうやって自分を肯定しちゃう自分が心底嫌だ。はやくこんな僕を殺してくれ、痛い目に合わせてくれ