メディアと日記の中間にいたい
最近ほんとブログが楽しい。
なんていうか、「もう天涯孤独でも、パソコンのモニターに向き合ってブログを書いてるだけで幸せなんじゃないか」なんて思うぐらいには楽しいし、幸福を感じている。
でもそれは、丸一日幸せに浸っていたわけじゃなくて、むしろ割合的に見ればその幸福に至るまでの苦労の方が多い。
ネタを探したり、それを拡張したり、実際に体験したり、関連事項を徹底的に調べたり、まとめたり、より伝わりやすい表現は何かと吟味したり。
そして一番の頭を悩ませる問題は、「どんな記事を書いていこうか」「俺は一体ブログで何をしたいのか」といったブログの立ち位置、将来の問題。
いっぱい悩んで、俺がたどり着いた現状の俺だけの答え。
そう、俺のブログは、俺がブログに望む立ち位置は
「メディアと日記の中間」
なんだ。
「メディア」or「日記」
ブログの立ち位置をわけるなら大きく2つに別れる。彼はそう言った。
なるほど、これは画期的な切り口だ。
たくさん(って言っていいのか?)のブログを読み漁っていると、ほんとに多種多様で、違う人のブログを訪れる度に違う世界線に来たような、そんな気分になるんだよね。
だからいま、一秒ごとにーーーー!!世界線をこえてーーーー!!!!
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…まぁそんな感じで、たくさん世界線こえてくると、「ブログってなんなんだ、何をしたらいいんだ」みたいな脳内ショート起こしそうになる。
んで、そうなった時、この記事に出会った。
そうか、俺のブログは「書きたい!」で出来ている!だから「日記」なんだ!!
とか勝手に納得してブクマ*1した記憶がある。
まぁでも、そんな極端に2分割できるもんじゃないって気付くには結構、時間がかかった。
極端な「メディア」が嫌いだった
俺が一年前ぐらいに手探りにもがいていた(今もそうだけど!)頃、友人にからかい半分で、うちの大学の教授が運営してるサイトと比較されたことがある。
それはメディア批評を専門とするサイトで、とにかくPV*2がすごかった。
そりゃそうだよ、ニュースサイトと個人ブログじゃ勝負になるわけがないがないじゃないか
「元々人を釣れる話題を持っているなんてズルいじゃないか」なんて、子供じみた反発心というか対抗心というか、まぁ気に食わなかった。
同じ「はてなブログ」の住民でも、メディアに特化したブログを書いている方はたくさんいた。
一部の人にしか需要がなさそうなニッチなブログ、同じブロガーならつい釣られてしまうような「アクセスアップ」とか「収益」とか「SEO」とかの言葉が並んだブログ。いかにもなタイトルで読者を惹きつけるブログ。
そういった方のブログは、それはそれは有用で豊富な情報に溢れているけど、どこか人間味のないような、冷たい文章に感じた。あるいは、タイトルのわりに中身がないように感じた。
それがなんか嫌だった。漠然と「こんなブログにはしたくない」なんて思ったものだ。
「日記」に奔走した日々
俺は決め台詞のように「書きたいことを書きたいように書く」って言ってた。
別に人に読まれるとかどうでもいい。別にお金稼げなくたっていい。うるさいな、俺は俺の言いたいことを言うだけだよ、ほっといてくれ。
強がりで、独りよがりで、ちっぽけなプライドだった。
でも結局は読まれたくて、友人に勧めたりして、「なんか暗いね」って言われて内心傷ついたりして。
「もみじの書くブログが好きだよ」
そんなことを言って、精神的に寄り添って、ずっと支えてくれた人もいたりして。
でもずっと俺にはそこにある事実が見えていた。見えないフリして、見ないようにして、でも相変わらず横たわってる事実がそこにいた。
世の中の大半の人には「日記は読まれない」という事実が。
だってそんな、知りもしない人がどんな一日を過ごしたかなんて、あるいは知り合いだったとしても、興味ないじゃん。
その人の過去の話なんて、まぁ話したいなら勝手にどうぞって感じだけど、でもやっぱり聞いたとこで「ふーん」としか反応できないじゃん。
そりゃあ育った環境とか、境遇とか、なんかいろいろ似てて「わあああ!お仲間だあ!!」ってなるかもしれないけどさ。
そんなの滅多にいないから「わあああ!」なのであって、だいたいの人は「あーそうなんですねー」ってなるじゃん。
完読されるブログを目指す
結局、読まれたかった。
文章を書いたからには、読まれたかった。
悔しくて、悲しかった。
そんな思いをしてまでも続けるものでもないと思った。
なのに、結局またぼんやりと「あっ書きたい」とか思って開いて、気付いたらネタ帳にしてるEvernoteに何十記事もストックができてた。
はぁ…なんだかなぁ
さて、やっぱり読まれるブログを書きたい。優れた文章を書きたい。そこで本屋で目について手にとったのが、
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おーこの表紙、見覚えあるぞ。「ぐるりみち。*3」で見たぞ。これは絶対読む価値あるぞ。
読み始めてしょっぱなで俺はガツンと衝撃をくらった。
「良い文章とは完読される文章である」
…!なるほど!! なっ…なるほどぉぉ!!
ジワジワと来る納得と感動。
気がつけば会計を終えていた。
この本の魅力をしっかり語るのは後日にしよう。とにかくその一言で、何か今まで持ち合わせていなかった感覚に辿り着いた、そんな気がした。
ブロガーとして愛されたい
それから、また何人かのブロガーさんのブログ論を読み漁ったり、過去の自分の意見を振り返って「アイタタタ」ってなったり。
で、思ったのが
愛されてぇ
いやぁ、違うよ?!
俺が言いたいのは、リア充的な、恋人的なラブじゃなくて、もっとこう広い意味でのなんか!愛!!(語彙力)
例えば、俺はお気に入りのブロガーさんが何人かいる。
「その人の書くものなら何でも読んでみたいし、なんだったらご本人とオフって会話したい」なんて思う。
もしそれをたくさんの人に思ってもらえる人がいたら、その人は「愛されている」ブロガーなんじゃないだろうか。
俺が憧れるそんな人達のブログは、「メディア…にしては温かみあるし、日記…ってほど独りよがりでもない」みたいな印象をうける。
んで、冒頭の記事に戻ってじっくり読み返す。
すると、別に「この世界にはメディアと日記の二択しかねぇんだ!」みたいな主張ではなかったんだ。
多種多様なブログの中で、あなたのブログはその切り口で見ると、どちらのウェイトが重くなるのか、どちら寄りなのか。
そういう話だったんだ、と気付く。
流し読みしてた自分に喝!!!
メディアと日記の中間にいたい、と言っても、やっぱり完全に真ん中、50%50%みたいにはならないとは思う。
むしろそんな厳密にどう判断したらいいんだって感じだよ。日記とメディアの概念すら曖昧なのに。
そんな定義のしようがないブログ方針の道しるべとして、「完読されること」「愛されること」は意外にも俺の中でしっくりと来た。
伝えたい>書きたい
というよりは、
伝えたい=書きたい=完読されたい=愛されたい
みたいな。
もう少し方法論的なこと書くつもりだったんだけど、俺にはまだ「万人受け」するような書き方ができない。自信を持って語り聞かせられるほどの経験も努力も足りない。
んで、余談として。
具体的すぎる話をすると、俺の大好きなヒトデさんとけいろーさんのハーフみたいな立ち位置になりたい。
あのっ!別に媚び売ってるとかそういうんじゃないんで!!完全な片思いだから!!!きっと認知もされてないから!!!!ほんとに!!!!!
参考記事一覧
5ヶ月で10万とか!もう才能ありすぎ!!なんでや!そんなんビーターや!!*4
www.hitode-festival.com
わかる(わかる)
yamayoshi.hatenablog.com
画像が凄い気になったんですけど、たまごサンドの具ですか?
s-supporter.hatenablog.jp
それな!俺もそれずっと思ってた!!
www.yokoiki.jp
くっそ!結局この世は「金と愛」か!でもわかる!みんな気になるもん!!
www.continue-is-power.com