もみじろぐ

とある男の、心のほんの一部

病院と風邪気味とチャーシュー丼

今日の昼頃、病院に行ってきた。

俺が何か悪いわけじゃない。お見舞いだ。

実はばあちゃんが入院している。先週から。その数日前からずいぶん風邪がひどくて、熱も引かなくて、いざ病院に連れて行った入院になってしまった。
風邪をこじらせて、元々あった持病の間質性肺炎、という病気が悪化したようだ。

あと一週間そこらで退院だそうだが、今後、在宅酸素療法なるものが必要になるそうだ。説明用にとDVDをもらったが、じいちゃんだけに任せておくのも不安なので俺も確認しておこうと思う。



まぁ、そんなわけで、かかりつけの病院で入院しているばあちゃんの様子を見てきた。

様子は極めて良好、というか、いつもどおりのばあちゃんだった。安心したような、案外こんなときにぽくっと人は亡くなるものだよな、とか母親のときを思い出したりしていた。

病室での暮らしは退屈なようだ。あと病院食のお米はあんまり美味しくないらしい。
前述の在宅酸素療法、の説明期間とかで、まだ退院日程は明確でないらしい。日程がわからずこんな空間に拘束されたままというのはなんだか気の毒だ。

同年代であれば、ゲーム機やら、漫画やらと暇をつぶせるものをいくらでも提供できたのだが、ばあちゃんの退屈を紛らすようなものは思い浮かばなかった。そういえば、普段ばあちゃんは何をしているのだったか。

いざ病室に来てみると、何もすることもなく、何をしてあげられるでもなく、一時間かそこらで帰ることになった。

別れ際に何かあったらいつでもメールして、とは言ってみたものの、まぁ気丈なばあちゃんはそんなことはしないだろう。結局気の利いたお土産ひとつ持っていかなかった自分をはたきたい気分になった。



帰宅したら、なんだか体が重いような感覚がした。
病院でなにか良くないものを憑けてきたのだろうか。

いや、そういえば単純に風邪気味だ。かなり赤に近いような黄色の痰を今朝出したのを思い出した。
喉がかすかにイガイガする。

そういえば昼飯と呼べるものは、ばあちゃんの病室でかじったどら焼き一個だった。
だるさを理由にコンビニで買い物をし、ホットスナックをかじりながら、気がついたら本を読んでいた。


例の「青くて痛くて」は期待ハズレだったので、原点に立ち返る気分で読み返していた。

やはり終盤では目頭が熱くなる。


目の疲労から眠気を感じて、布団に横たわる。

調子が上がらないときはとりあえず寝て、リセット。ちなみにリセットできる勝率は2割ぐらいだ、だいたい寝て余計に起きるのが億劫になる(おい


今日は珍しくその二割の方だった。

だるさを理由に、自炊を放り出して外食してやろうかと考えたが、なんとなく自炊しても良いような気分になった。冷蔵庫で作りかけの煮玉子を見つけてしまったからかもしれない。


明日の夕飯まで見越した食材をリストアップして家を出てきたが、肉が思いの外高かった。これでは実費だけで、外食と同じぐらいかもしれない。

まぁいい。

美味しかったから。


https://www.instagram.com/p/Bo6pTSpghJw/
前からやってみたかった、チャーシュー丼を作ってみた!煮込みにめっちゃ時間かかったがそのかいあってくそうめぇ #飯テロ #はらぺこグリズリー


30分も煮込む手間があるなんてわかってなかったけど、いい。

美味しかったから。


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