もみじろぐ

とある男の、心のほんの一部

オーディションに落ちた話【アカペラ】

実は一昨日、オーディションの結果発表がありました。
 
なんの発表かというと、俺が大学で所属しているアカペラサークルで、学祭に出れるかどうかのオーディションの結果発表です。
 
 
 
アカペラは何人かでバンドを組んで、それぞれが声で違う音を出して「ハモる」合唱、楽器を使った伴奏のない音楽です。
歌詞を歌うリードボーカル、それに合わせてハモるコーラス、低い音を出すベース、リズムを取るボイスパーカッション(いわゆるボイパ)があります。
 
「ハモネプ」なんかで知った方も多いのではないでしょうか。
 
 
↓百聞は一見にしかずなので、是非♪
 

 
 
 
俺もアカペラは未経験だったのですが、今ではすっかりひとつの歌を何人かで合わせて歌うことが楽しくなってしまいました。
 
サークルに入りたての時期はランダムに先輩とバンドを組まされる、いわゆるスタートバンド、通称「スタバン」を経験して、その後は自由に好きな人とバンドを組んでイベントに出られるよう練習しよう、というものでした。
 
残念ながらスタバンで音取りの難しさに直面してしまい、現在のバンドではボイパを担当しています。
 
 
うちのサークルは今の三年生が作ったかなり新しいサークルで、特に今年入った一年生が異常に多いという状態でその分バンドも乱立していました。
 
バンドの数が多い分、当然イベントに出演できるバンドの数は限られています。
 
今回の学祭では、25バンドもエントリーし、そこから15バンドに絞るというなかなか厳しいオーディションでした。
 
 
 
さて、ここまで話してようやくタイトル回収ですね。
 
そのオーディションには落選してしまいました。
 
 
それに向けて頑張っていたところはあるので、やはりどこか気が抜けてしまったところはあります。
 
 
個人的にはそれなりに楽しくやれていたので、万が一15位に滑り込めるのでは…?なんて微かに期待もしたのですが、甘くはありませんでした。
 
 
わー音楽って大変だ〜
 
 
中高で軽音なり合唱なり吹奏楽なりを経験していないので、俺にとっては友達と音楽をやるというのが始めての経験です。
アカペラに入ったのも単純に歌うのが好きだから、という単純なもの。
 
 
うーーん、舐めてた
 
というのは実はスタバンで苦労している時にも感じたことなのですが…改めて
 
 
今回のオーディションは音源審査だったので、実際に歌ったのを録音し、その音源を提出するといった形でした。
 
なんか録ってるときは妙に上手くいっている、まではいかなくとも「それなりのものができあがった」という感覚になってしまっていたのです。
 
エントリーしたバンドの音源はサークル全員に公開されていたのですが、それを聞いても「なんとか滑り込みで…いけないかな…?」みたいな感覚でした。
 
 
 
落ち込んでるわけじゃないです。
 
 
「いやぁ、それは強がりでしょ」って言われそうですが、自分の感覚として、「落ち込む」という心理状態とは違った感じがするんです。
 
なんて言うんでしょう、この感じ。
 
「やれるだけやった」というのともちょっと違うような、でも「ちきしょーー、あんなに練習したのに…」とも違う。
 
 
 
中には今回のオーディションで落ちたことでメンバーの団結が崩れてしまったようなバンドもあるようで、俺のバンドは「仲の良さ」だけは自慢できるバンドだったのでそこは安泰でしたが、それでもそういう話を聞くと「バンドって大変なんだぁ、うわぁ」って感じになります。
 
 
サークルでは複数のバンドの所属している人の方が多いのですが、俺は今のバンドしかないので「もし自分のバンドが…」なんて想像すると居場所がなくなる恐怖に震えます。
 
 
いやはや人間関係恐ろしい。
 
音楽って厳しい。
 
実力があっても人間関係が崩れるとバンドは続かない。
 
 
 
そんな当たり前の、でも俺が知る機会のなかった事実をつきつけられた一昨日でした。
 
 
 
 
とはいえ、さっそく反省会もすませた我がバンドはメンバー全員やる気十分、リベンジの気概十分です。
 
 
今思えば、こんな青春らしいことができる出会いに恵まれたことに感謝しかない。
 
 
大学生って…楽しいなぁ…
 
 
 
 
 
おしまい。