もみじろぐ

とある男の、心のほんの一部

どうやって勉強を好きになるか

今回は、どちらかというと受験生向きなお話。

家庭教師とか教える系のバイトしてる人も参考にして欲しいな。
 
 
 

 勉強って楽しくないよね。

 

もし胸を張って大声で「勉強めっちゃ楽しい!ずっとしてたい!!」とか言う人いたら、気持ち悪いなって思っちゃいます。
 
 

 

でも、みんな気付てるんだよね。
きっと勉強を楽しむべきなんだろう、そしたらもっと成績もとれるようになるんだろうって。
 
 
 
じゃあ楽しむにはどうしたらいいんだろう?
 
 
まず、話に入る前に「勉強」って言葉を掘り下げる必要があると思う。
 
「勉強と受験勉強は違う」みたいな話、聞いたことある人いるんじゃないでしょうか?
 
たぶんこれ、ここでの勉強ってのは「学ぶこと全般」であり受験勉強はあくまで一部でしかないってことなんです。
 
机に向かって問題を解くだけが勉強ではない、とかたぶんそういうことを言いたいんじゃないかな。
 
そして「勉強は楽しいものだ」って断言する人は大抵、この広い意味での「勉強」を指して楽しいという評価を下してる。
 
でも、そうじゃないよね。みんなが知りたいのは「受験勉強を楽しい」と思える方法だ。
 
 
 
 
「受験勉強は楽しくない」って断言する人もいるけど、たぶんその人の意図は「受験という目的に縛られた勉強が楽しくない」という意味で、「受験勉強をしているときは楽しくなれない」と言いたいわけじゃないと思います。
 
この違い、大事。
 
 
俺も受験勉強でも楽しいって感じれる瞬間は確かにあったんだ。もちろん四六時中とはいかないけど。
 
 
俺が楽しいと感じた瞬間とは、ずばりわからないものがわかった瞬間。ついでにその状態で点数がとれた瞬間。
 
 
当然なんですが、
勉強って「わかんない」から「点数がとれない」から楽しくないんです。
そこが解決されば全然楽しくなります。
 
とはいえ「それが難しいんだってばよ」って意見あるかと思います。
 
 
 
俺が思う解決方法は、
「わかんないなら、わかるレベルから一個ずつ理解していく」
当然のようで、案外見落としがちなことなんですよ、これ。
 
 
学校や予備校の授業というのはやはり集団を相手にしているわけですから、ぶっちゃけ全員が理解できるようにするのを諦めているところがあります。
 
もちろん教える側は理解して欲しいとは願っていますが、生徒によって意識や事前準備、あるいは慣れの違いでどうしても理解度はバラつきます。
 
それでいて一定のペースで進まないといけないので、もうそれは「わかんない」状態のままどんどん先に進んで置いてけぼりになる人が必ず出ます。
 
理解の追いつかないまま大量の情報を詰め込まれるわけですから、それは当然疲れますし、嫌いになるわけです。
 
 
そして多くの人は罪悪感からか、そんな状態でも「わかっているフリ」をすることに一生懸命になります。
 
とりあえず直前に暗記しようと粘ったり、教科書をひたすらぼーっと眺めたり。これが最大の落とし穴。
 
 
「わかっているフリ」状態というのはすごく危険で、自分さえも騙せてしまう。だから「なんとなく」わかった状態をよしとしてテスト等に望んで、「あれ、少しはわかってたはずなのにどういうことだ」となり「勉強したのにできない」という認識の元に嫌いになっていくわけです。
 
「わかってるフリ」状態で点数が下手にとれてしまった場合はもっとたちが悪いです。その時は安心できますが、その後訪れるジェットコースターのような点数の上下に混乱することなります。
 
 
点数がとれてたならまぁいいじゃないか、
って思う人いると思うんです。
 
だけど経験ある人ならわかると思うんですが、「なんとなくわかっている」状態で解いてるときと、「理解が行き届いてる」状態で解いたときは感触が全然違うんです。
 
 
なんとなくだと「んーこれかなぁ」みたいな感じなのが、理解してると
 
「おっ!この問題キタコレ!!ふっ、これで引っ掛けようとしてやがるな。だがそんな手には乗らないぜ、正解はこれしかねぇぇ!!!」
 
みたいな感じなんです。いや、マジで。
 
んで、そういうときってちょっと楽しくなってる自分がいるんですよ。
 
 
わからなかったものがわかって、それが頭の中のジグソーパズルのようなものにピタっとあてはまった瞬間ってすごいワクワクするんですよ。俺はそれこそが勉強の楽しみポイントだと思います。
 
当然その状態に持っていくには苦労がいります。何度も「わかんない」惨めな自分を見せつけられることでしょう。でもそれをちょっと踏ん張って「フリではなくわかる」状態になったときの快感は何物にも代えがたいものがあります。
 
 
 
よく勉強に対して、「こんなの社会に出て使わないだろ、なんでやらなきゃいけないの」って意見を持つ人がいます。
 
でもまず言わせてください。
受験勉強ってまず普段の日常生活に直接必要なものじゃないです。
 
そもそも将来の生活に使うかどうかなんて関係ないんです。勉強をさせる目的ってのはそこじゃないんです。
 
あくまで用意された科目は、学ぶことの大切さを教え、思考力を鍛える道具でしかないんです。
 
その科目がどんな力を鍛えようとしているのかを意識すれば、より勉強する意義を実感できるかもしれません。
 
 
逆に言えば、「思考力を磨いて知る楽しみを体験する」目的の勉強なので、点数をとったり偏差値の高い大学に入ったりが全てでない、という捉え方もできますよね。
 
 
 
 
このブログには珍しくがっつり勉強論を語ってしまいました。
 
今までの人生で感じていたものを目一杯吐き出してみました。皆様がこの記事を機に大いに考え悩み、自分自身の答えを得て前進することを心より願っております。
 
 
 
 
 
おしまい。
 
 
 
 
 
 
今回参考にさせていただいた、記事を書こうと思ったきっかけのサイト。高校生が大学生に受験や将来についての悩みを相談できるサイトらしい。これからもネタを仕入れるのに利用させてもらおうかなー
 
(サイトが削除された模様)(2016/8/25)