もみじろぐ

とある男の、心のほんの一部

君はどちら側だい?

唐突な問いかけです。
 
あなたは、人と関わるのは得意ですか?好きですか?
 
 
  
大学に入って、世界が変わった。
 
ずっと内向的で口下手で、話せる友達も少なくて、教室の隅で縮こまってた。いじめられっ子で、「嫌だ」という勇気もなく、虐げられている側だった。
 
でも、たぶん浪人して俺のいろいろなものが変わった。ネットを通じて人と関われるようになった、話せるようになった。大学でもその勢いを止めずたくさんの友達を作れた。大学デビューってやつだ。
 
 
 
でもね、気付いちゃった。
いろんな人と会って、話をして、二種類の人がいるって気付いた。
 
人と関わることに慣れている人と、怯えている人。
 
 
その2つの間に何か大きな壁があって、お互いのことを全然知らなくて、誤解と偏見で相手を見つめている。
 
 
俺が大学で初めて会って話した時、
「もっと口下手で根暗な人かと思ってた」って意見をいっぱい貰う。
「リアルでは全然明るいのにネットでは暗いよね」みたいな意見も貰う。
 
この意見、きっと褒め言葉なんだけど、でも素直に喜べない。
 
だってさ、、それって俺が「人と関わることに怯えてる」側の人間に見えたってことでしょ?
んでもってそういう人は決まってコミュ障で内気なイメージだったわけでしょ?
 
 
なんかずいぶんな偏見だよねぇ。
 
俺は、「怯えながらも慣れてきた」人だ。どちら側にも属している。
 
 
 
どうしたらいいのかな。
 
俺はたぶんその二種類の壁をまたいでしまえたラッキー野郎だから、気付けたことなんだろうけど、きっとこの壁は小学校の頃からできていたんだろうね。
 
どうにかしたいよ。このパワーバランスをどうにかしたい。スクールカーストを打破したい。下克上したい。
 
 
 
ちなみに、怯えてる人へ。
慣れている人だって怯えてないわけじゃないよ。慣れてる人はちょっとだけ勇気の出し方のコツを知ってるだけ。
 
 
そして慣れている人へ。
前にコミュ障の話もしたけど、最近改めて思うよ。
なんで話せない、話慣れてない人ばかりが、気を遣って、おまけに責められなきゃいけないんだ。
 
話せない人が気を遣うんじゃない。話せる人こそ気を遣うべきだ。
 
だから、怯えている人を見ても、出来る限り煙たがらないであげて。彼らだってホントは話したくてウズウズしてるんだ。
 
 
 
俺は気まずい空気が嫌いだ。
 
だから、みんなが気まずくならないように仲良くなって欲しい。
 
 
コミュ障とか性格とか、そんなの関係なく仲良くなって欲しい。きっと難しいだろうけど。
 
 
自分とあまりにも違いすぎる人を見ると「あぁ、別世界の住人だ…」ってみんな思っちゃうけど、でも大丈夫だよ。それでも同じ人間だよ。分かり合えるところが、共感できるところがいっぱいあるはずなんだ。
 
 
 
綺麗事なのはわかってるよ。
 
 
でも別に空想の話じゃないんだ。俺は今それを現実として実感してる。
 
 
 
 
 
何か具体的な解決策を提案したいところだけど、まだ見つけられない。
ただ、大事なポイントってのはあると思う。
 
  • 何か行動を起こしてみること。無理をしない範囲で。
  • 人に興味を持つこと。
  • 何か自分の好きなものをとことん追ってみること。それをオープンにすること。思わぬ出会いがあるかもしれない。
 
 
 
 
おしまい。