もみじろぐ

とある男の、心のほんの一部

久々に親父と話したら心が軽くなった話

昨日、親父と会った。
 
 
 

実は今週末、親父に大学を案内するよう頼まれてたのだが、「あまり顔を合わせたくない」という実に幼稚な理由で拒んだ。

 
しかし、同時に実家(俺の言う実家は父方の祖父母の家)に戻ろうとも考えていたため、土曜の夜に東京で会合があった父が泊まりに来るタイミングと重なってしまった。
 
俺が帰宅した時点では親父は到着していなかったが、顔を合わせる前から「あぁ早く帰りたい」という気分だった。
 
 
 
でも、実際に会って、話して、思った。
 
 
あれ、全然嫌じゃない。おかしいな。
 
 
よくわからない。でも、なんか嫌な気分にならなかった。黒い感情が現れる隙すらなかった。
 
うーん、俺ってなんであの人のことあんなに嫌ってたのかな。
 
 
不思議な感覚。
 
 
 
「大学はどう?」「寮の生活には慣れた?」
 
なんでもない、普通の親子の会話。
 
 
おいおい、違和感仕事してよ。
 
 
 
なんか嫌だなぁ、今まで俺が一人で「嫌いだ!!」って吠えてただけみたいじゃないか。あんたは俺の一番嫌いな人間のはずだろ。
 
 
別にこういう感覚は今が初めてじゃない。わりと、親父と会って3回に2回はこんな感覚だ。
 
 
つまり、俺の嫌いな俺の心を壊した親父は、たまにしか現れないんだ。
 
 
そんなことにはとっくに気付いているのに、それでも頑なに拒み続ける俺は、一体何がしたいんだろう。
 
 
いい加減、過去の忌まわしい記憶を捨て去るべきなのかもしれない。子供じみた逆恨みなんてやめるべきなのかもしれない。
 
 
でもね、ダメなんだ。
 
気分が沈むと、何かの拍子で蘇ってくるんだ。
 
俺の一番言われたくないセリフを冷たい目で言い放つ親父の姿が。その記憶が。
 
 
 
 
 
なんて言いつつも、今回は素直に嬉しかったんだ。
 
普通の親子の会話ができた。
 
 
心がふわってした。
 
 
 
 
 
おしまい。
 

 

 

 

 

こんな家族に作れたらいいなって↓

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