「真面目」と「意識高い」
「真面目だね」ってよく言われます。でも「真面目」って言われるの正直嫌いです。
なんでかって「あぁ、ただの真面目か、つまんね」みたいね冷ややかなニュアンスで言われることがほとんどだったから。
本来褒め言葉のはずなのに、すごい皮肉のような感じがして、嫌いです。
みんなはどんな時に誰かを「真面目だなぁ」って思うのかな。
なにか物事に真剣だったり、こだわったりする姿をそう形容するのかな。
「真面目」な人だって「真面目になる」ことが目的で真面目やってるわけじゃないと思うんです。
何か取り組みたいことがあってそれに一生懸命になった結果「真面目に見える」だけだと思うんです。別に特別なことしてるわけじゃないんです。
あと、「真面目ってつまらない」みたいな意見を振りかざす不真面目な人って結構いるんですけど、正直その意見賛同しかねます。
まぁ真面目の定義が人によってバラバラなので一概には言えないのですが、おそらく「真面目=ありきたりでお固い」ってイメージが彼らにあって、一般論ばかりでつまらないって意見なんだと思います。
とりあえず「真面目≠一般論」だし、そもそも何かに一生懸命になってる人がどうして一生懸命になれない人に馬鹿にされなきゃいけないのか、全くもって理解できません。
不真面目がなんで偉そうなんでしょうか。
もう一つ、なんか引っかかる言い回しがあります。
「意識高い」
最近よく聞きます。でもこれもいろいろツッコミどころあります。
そもそも何ですか、意識って。
何の意識?
自分の立場に対する意識?
はっきり言いますよ。
まずこの言葉を使うのは自称「意識が低い」人たちです。そしてどこか、「意識低い大多数が意識高い少人数を物珍しそうに見てる」って構図を背景に感じるんです。
違い、わかってもらえたでしょうか。
「真面目」と「意識高い」。どちらも相手を評価すると同時に冷ややかに見てるニュアンスがある言葉です。
すごい違和感ですよね。俺は違和感だらけです。
なんか、昔から感じてたんですよね。みんなから突出すればするほど下に引っ張ろうとする力が働く違和感。
「出る杭は打たれる」とはよく言ったものです。
でも、なんかそうやって「みんながおんなじで、みんなが怠け者で意識低くて、それが安心」みたいなのおかしいですよね。俺としてはすごく気持ち悪い。
そういえば、ビートたけしさんの名言で
ってのがあったなぁ。
おしまい。