もみじろぐ

とある男の、心のほんの一部

辛いときは詩を読んだらいいと思う

わりと元気が出るよ。いや、マジで。
 
 

 俺はもともと読書家じゃないし、たぶん詩についても詳しくない。

 
そんな俺だけど、受験期の辛いとき予備校をサボって本屋に行って、そこで出会った詩に涙するほど感動した。だから俺の経験を素直に伝えようと思う。
 
 
 

読みやすい

俺の父は過去の記事で書いた通り、俺に知的であることを強要する。だから読みたくもない長くて難しい本ばかり「読め」と押し付けられていた。
 
でもそんな本達と違って、詩ってすごい読みやすいんだ。
 
まず1文が短い。すぐに改行され、行間も頻繁に入る。広々とした余白がなんとも心地よいのだ。
 
 
 

なんか凝縮されている

俺と近い年代の人達は科目「現代文」の評論という忌々しいジャンルをご存知のことだろう。
 
「だから、結局お前は何が言いたいんじゃ!!!?」
と怒鳴りたくなるほどの「結論先延ばしスタイル」。はっきり言ってクタクタになると思う。
 
けど詩は違う。詩には結論がない。結論を出す必要もない。
 
詩のリズムに乗せられて、自然と色とりどりの言葉が染み込んでくる。
 
白い紙に絵の具が一滴ずつ染み込んでいくように、「じわーっ」と。
 
 
 
 

まとめ

残念ながら俺の文章力ではここまでしか詩の魅力をお伝えすることはできない。だからこそ、書店で自ら手にとって、是非「じわーっ」としていただきたい。
 
読書なんてガラじゃないよ、という人こそオススメしたい。詩の自分の不器用な気持ちを代弁してくれる力に触れて欲しい。  
 
 
 
最後に、現在俺が所持している詩集をまとめておく。何から読んだらいいのかなって人は是非。

 

ポケット詩集

ポケット詩集

 

 小学校や中学校の教科書に一度は見かけたことのある詩が凝縮されている。「雨ニモ負ケズ」とか懐かしいよね。昔は意味がわからなかった詩が胸に染み渡る。

   

愛することと優しさについて

愛することと優しさについて

 

 これは、なんというか韻を踏んだリズミカルな詩とはまた違う、ストレートな言葉で力を与えてくる詩集。傷ついた人に聞かせたい暖かな言葉で溢れている。

  
二十億光年の孤独 (集英社文庫 た 18-9)

二十億光年の孤独 (集英社文庫 た 18-9)

 

 谷川俊太郎という名前に聞き覚えがない人は少ないと思う。俺はこの本を父に勧められたのだが、印象として「神秘的で知的な青春」って感じがしていかにも父が好きそうだなって(笑)