自信をあえて持たないようにしている
もともと自信過剰な性格だ。
負けず嫌いで、プライドが高くて、自分が一番でいたい人間だ。
人に勝っているという状態ほど、優越感に浸れるものはない。
みんなはどうなのかな。
周りがどんなに凄くても、自分だけがビリッ欠でも、気にしないのかな。
まぁ僕も負けても何も感じないジャンルは確かにある。
けど、自分が下にいるという感覚はどうにも屈辱的で、どうにか上にいたいと思ってしまう。
人間関係を縦軸で捉えているんだ。
だってそうだろう。
優れている人は確かにいて、ポンコツも確かにいて、どっちつかずな自分がいて。
みんな得手不得手はある、同じ水平線を歩いているんだって言ったって、やっぱり前か後ろか、優劣は確かにそこにある。
そうどうしても思ってしまう僕は、自信なんて持たない。
自信を持ってしまったら終わりだと思っている。
いや、すでに自信過剰な節があるぐらいだから、慎重に控えめに、自分を押さえつけてちょうどよいレベルだ。
得意気になる自分に言い聞かせる「調子に乗るな、お前より上はいくらでもいる」。
おかげで自己効力感なんて全然持てない。
自分を疑い続けないと、自信が自信として強固なものになってしまったら、ただの融通のきかないクソリプおじさんだ。
「昔はよかった」とぼやき続ける年寄りと一緒だ。
そうなりたくない。嫌われたくない。
でも好かれたい。誰かに憧れられたい。ちやほやされたい。人の言葉に翻弄されたくない。しっかりした意見の筋の通った立ち位置にいたい。もっと自信を持ちたい。自分を疑わずに楽に行きたい。
暗い子アピールして、哀れんで欲しいだけなのかもしれない。あーなんて浅ましいんだ、自分は。
2つの意思がぐちゃぐちゃ混ざって、目指す人間性もちぐはぐで、前にも後ろにもいけない。