【ネタバレ】映画「ファインディング・ドリー」の感想
2日連続で映画についてとか!!映画好きかよ!
公開の噂を聞いてからずっと見に行きたかった映画、「ファインディング・ニモ」の続編
「ファインディング・ドリー」見てきました。
正直、あんま面白くなかった…
正確に言うと、前作がほんとに素晴らしすぎてどうしてもそれと比較してしまい、その結果「面白くなく」思えてしまった!
「これから見ようと思ってたのに!!げきおこ!!!」って人は見ないでね!
タイトルにも書いてあるけどがっつりネタバレで解説していきます!!
俺的面白くなかった点3つ
ドリーのキャラクターが見ていてうざく感じる
「あたし、なんでもすぐ忘れちゃうの」
いやぁわかってるよ…そういうキャラだってのはわかってるんだけどさ…
ちょっと劇中で言い過ぎじゃない?
なんか「私障害者なの許して」と堂々と言って回ってるみたいでちょっと白ける…
これ制作サイドは「障害者のサポートって大変だよ…」みたいなのを描きたかったのか?
前作はドリーがドジキャラでいることでシリアスを軟化して、不安でどうしようもない海の大冒険をドリーの明るさと発想、行動力が支えていたと思う。
でも今作はそういう感じがしないんだよね…なんかドリーの発言と行動が足を引っ張ってばっかな感じがして、それを周囲が必死にサポートして丸く納めてる感じ。
んー…
ご都合主義が多すぎ
新キャラのタコ、ハンク
いや、キャラとしては好きよ?声もあってたし表情も好き。
でも能力強すぎ!ピンチをくぐり抜けすぎ!!
ドリーがマーリン達とはぐれてからなんとかなってたのって全部ハンクのおかげやん!
保護色でなんにでも化けるわ、足で器用に人の道具使いこなすわ、最終的に車の運転までこなすわ、いくらなんでもチートすぎ!
なのにドリーを助ける理由はタグ欲しさだけ。そのためにあそこまでするかなぁ…
ハンクの過去の描写が少なすぎて目的に共感できないし、結局はドリーに説得されて海に戻ってきちゃうし、なんか凄い作品の中で都合よく用意されたキャラ感が出てるんだよな…
同じく新キャラのデスティニーとベイリーもそう。
キャラとしては愛せるけど、過去の描写とかが少なすぎて「ドリーのためになんでそこまで」って違和感というか疑問がもやもやする。
ラッコ達のパートも素直にドリーの指示聞きすぎだし、それで交通量多い道路に飛び出していっていきなり可愛いアピールで車を止めるって…
「ええええ…」って感じ
総じてアクションが多すぎて、もっとそれぞれのキャラクターと関わる時間を長くしてくれれば、絆がわかってよかったと思う。
話の方向性がまとまってない
一言で言うとドタバタしっぱなし。
水族館とかであちこち場面が変わりすぎてたのが問題だし、最後のまとめ方が下手くそすぎた。
前作ではマーリンとドリーが冒険パート、ニモは水槽で動かない、けどそこでいろんなことを学んで成長していく。
冒険パートは1つでいいと思う。
今回は、違うキャラ(しかも主人公級)が違う場所で同じようにスリルだらけの冒険をしてる。しかも目的が違う。
前回は「ニモを探す」ってハッキリしてたのが、ドリーは「両親を探す」で マーリン達は「ドリーを探す」の2つになっちゃってる。
展開も「自分で知恵をふりしぼって乗り切った」じゃなくて「偶然と他者に助けられての繰り返し」が大部分で、なんか応援する気持ちになりにくいんだよね…
そして突然の八代亜紀…イミフすぎる…
でもいいとこもあったよ…?
相変わらずの鮮やかな世界観
この映画の世界観はとっても鮮やか。カラフルだし、とにかく自然、景色、海の生き物一匹一匹へのこだわりをとても感じる。
サンゴ礁から暗い海の底、水族館の水槽まで、水の流れや光量までとてもリアルに、だけどアニメとして成り立つように鮮やかに絵にされている。
リアルな魚の世界を表現しつつ、そこに我々が共感できるような人間味、感情溢れる表情を持たせているのがほんとに凄いと思う。
おかげで「自分が魚になったら」って想像もできちゃうし、魚の視点で見る水の世界はこんなにも広大で、動的で、美しさに満ちているんだなって感動できる。
デスティニー可愛い
新キャラで俺的に一番可愛い。いや、ニモ的に一番可愛い。好き。
大きな巨体にサメっていうイメージに似合わぬ愛らしい目と表情。真面目で友達思いでドジっ子。最高かよ。
それから声!なんか凄いしっくり来る!
(すみません声フェチで
ってか声優さんだと思ってた!うまい!!
『ファインディング・ドリー』吹き替え版声優に上川隆也&中村アンが参加決定! | cinemacafe.net
あとデスティニーとの再開でニモで大活躍した「クジラ語」の起源がわかって面白かった!!
デスティニー、クジラじゃないじゃん(笑)
あれかなパイプで響きやすいのかな←
子どもが喜ぶ展開かも
まぁさっきボロクソ言った超展開ですけど、アクションとギャグパート多いし、ちっちゃい子どもにはウケるかも。
要は単純に見る前の期待値の問題で、「子ども向けのコメディーだよな」って思って見れば普通に面白く感じるかも。
まぁフィクションだしなぁ、うん
ひな鳥の冒険
ちっちゃく同時上映って書いてある短篇アニメーション。結構ほんわかした。
ひな鳥の冒険 - 映画予告編[ファインディング・ドリーと同時上映] - YouTube
ひな鳥かわええのう。あと海キレイ。
ヤドカリの真似して砂に潜ろうとしたのがめっちゃ可愛くてツボ。
あとこういうアニメーションはあえて声なしにしてるのが俺的にポイント高い。
声がないからこそ、ひな鳥の動きや表情が楽しめるし、「あっこいつ、こうしたいんだな」とか見ててわかりやすいから凄いニヤける。
なんか最初のピクサーの電気スタンドを見てる時みたいな面白さがあるよね。
んで最後!
ね!!最後ね!もう出てこないと思ってたからね!嬉しかったよね!!
でもあれから一年ずっとビニール袋入ってたのかな…餌とか空気とかどうしてたんだろ…?(笑)
まとめ
いきなりガッツリ批判記事っぽくなっちゃってスミマセン…
ほら、でも「上げて落とす」よりはさ「落としてから上げる」方がいいじゃん?(笑)
やっぱ感想記事なんで、こういうのは「感じたことを素直に」が一番大事かと。
これからもがっつり映画レビューしていきますよ!
やっぱり映画ってお金たくさんかけてる分、凄い作りこまれてていっぱいインスパイアされるから好きだなぁ。
お楽しみに!!
参考リンク
ファインディング・ドリーの評判・口コミをチェック!前作とどこが違う? - ちょい虹:映画情報
ユーザーレビュー - ファインディング・ドリー - 作品 - Yahoo!映画
やっぱりねー、ニモがね、素晴らしすぎたよね!
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